ローマ観光の持ち物・服装・注意事項など 〜行ってみて知った豆知識〜
この記事ではイタリア・ローマ観光で役立つ豆知識、持ち物、服装などを実際の観光体験を元にご紹介していきます。
私がヨーロッパでいくつか都市を訪れた中でも、「また行きたいし、観光地としてもオススメできる!」と最も感じたのがローマでした。
歩けば遺跡が見つかるような歴史溢れる街、良い天気、美味しいイタリアン、陽気な人々・・・まさに王道の観光地です。
そんなローマの観光を少しでも楽しめるように、知っておいていただきたい内容をまとめました!
ローマについて
ローマはイタリアの首都でもあり、イタリアでも人気の観光地ですね。
日本からは直行便で13時間ほどで行け、パリなどの周辺都市からも数時間で行くことができます。
世界遺産や観光スポット、グルメなど、魅力溢れる観光地です。
観光地としてのローマの特徴
観光地としてのローマの特徴ですが
- 街中に重要な遺産が多くあること
- 全体的に古い街並みが残っており、歴史を感じられること
- 街が広くなく、コンパクトにまとまっているため、少ない時間でも多くの観光スポットを回れること
などが挙げられます。
ローマの観光スポット
王道ではありますが、ローマの観光スポットを紹介していきます。
トレヴィの泉
宮殿を形どった壁を背景にした噴水で、ローマの代表的な観光スポットです。
コインを投げ入れるともう一度ローマに戻ってこれるという言い伝えがあるとか。
写真を撮ったりコインを投げ入れたりする人たちで賑わっています。
スペイン階段
映画「ローマの休日」のワンシーンでオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べ、有名になった場所です。
常に多くの人たちが階段に座っておしゃべりするなど、賑わっています。
ちなみに、現在は保全のためにここでジェラートを食べるのは禁止とのことです。
コロッセオ
ローマ時代に作られた円形の闘技場です。
一部が欠けた外観は有名で、ほとんどの方が写真で見たことあるかと思います。
意外と大きいのですが、中に入ると広い印象より複雑な構造が印象的です。
真実の口
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にある彫刻です。
嘘つきが口の中に手を入れると抜けなくなるという言い伝えがあるものですね。
写真を撮る列ができていて、しっかり係員さんが整理&写真撮影してくれていました。
バチカン市国
ローマの中にある都市国家で、世界最小の国です。
国土全域が世界遺産として登録されており、カトリックのいわば総本山のような場所です。
代表的なサン・ピエトロ広場には多くの人が集っており、大道芸人なんかもいて良い雰囲気です。
フォロロマーノ
コロッセオの近くにある、保存状態の良い遺跡です。
当時の面影を残す部分が多々あり、紀元前の世界に来たような気分になります。
意外と広く、しっかり見ると数時間かかるため、スケジュールに気をつけながらポイントを絞って見ると良いかもしれません。
パラティーノの丘
フォロロマーノの近くにある丘。
歴代の皇帝が宮殿を建てたそうです。
フォロロマーノと境界も曖昧でセットで訪れる形になるかと思います。
ローマ観光の豆知識
ここからは実際にローマを観光してわかったこと、事前に知っておくと良いことを紹介していきます。
道路が石畳
ローマの街中は石畳の道が多くあります。
道路だけでなく、ローマはほとんどの場所が古くからの町並みを残しており、タイムスリップしたような気分になれます。
歴史を感じられてすごく良いのですが、この石畳が移動の際にそこそこ厄介です。
まず、歩きづらい。
私は観光の際ワークブーツのような靴を履いていたのですが、ローマの道を歩くと普通のアスファルトより疲れます。
石畳なので多少不安定ですし、気づかないうちに神経を使っていたのだと思います。
後述しますがローマでは歩きの移動が多いので、できるだけストレスにならないように歩きやすい靴を履くことをオススメします。
また、石畳をキャリーケースで移動するのは意外と苦労します。
キャリーケースを引いてみると結構ガタガタするので、普通の道より力が要りますし、運が悪いとキャリーが壊れてしまうこともあるかもしれません。
海外旅行はほとんどの人がキャリーケースかと思いますので、せめて移動が苦にならないよう、駅などから近いホテルを選ぶことをオススメします。
天気がとにかく良い
ローマをはじめとしてイタリアは天気が非常に良いです。
私は9月半ばに訪れましたが、気候は東京の夏から蒸し暑さを除いたような感じでしょうか。
カラッと晴れ、はじめはすごく心地よいです。
ただし注意したいのが熱中症。
カラッとしているのであまり不快感は感じませんが、日差しが非常に強く、日中帯に歩き回ると熱中症になる恐れがあります。
実際私も頑張って歩きすぎた結果、熱中症手前のような状態になりました。
晴れが多く、日差しが強いことを念頭に、暑さ対策の準備や観光中の水分補給・休憩はしっかり行いましょう。
交通機関が使いづらい
ローマにも地下鉄・トラム・バスといった公共交通機関があります。
欧米の都市を観光する際は地下鉄を主要な移動手段とすることが多いですが、ローマの場合人によってはほとんど使わない人もいるかもしれません。
その理由は
- トラムはあまり主要な手段ではなく、走らないこともある
- バスは路線が複雑でわかりにくい
- 地下鉄は逆に単純すぎて観光スポットをカバーしきれていない
- そもそもローマ自体がコンパクトなため頑張れば歩いて移動できる
といった感じです。
私の場合は必要なところまで地下鉄で移動し、歩いて回れる範囲の観光スポットを一気に回っていました。
歩いて移動するために地図は必須。
今はGoogle Mapを利用してもいいですし、ガイドブック等の地図もあると便利ですね。
コロッセオに並ばずに入る方法
ローマの観光スポットで紹介したコロッセオ。
ローマでも人気の観光スポットのため、非常に混雑します。
入場してからの混雑は避けられませんが、入場前もまともに入ろうとすると1時間くらいかかると思われます。
そんなコロッセオに並ばずに入場する方法があるのです。
その方法は「コロッセオ・フォロロマーノ・パラティーノの丘の3ヶ所共通券を、コロッセオ以外の場所で午前中の早い時間に購入する」というもの。
実はコロッセオの列はコロッセオで当日入場券を購入する人の列なのです。
3ヶ所共通券を持っていればほぼ並ぶことなく入場できます。
ポイントは、コロッセオ以外の場所で購入するということと、午前中の早い時間に購入するということですね。
実際私もこの方法を使いました。
フォロロマーノが開場する時間に行けばほぼ観光客もいないので、並ぶことなく共通券が購入でき、観光も快適にできます。
何しろ、コロッセオで長蛇の列を横目に見ながら入場するのはちょっと気分がいいですね。(笑)
スリなどに注意
ローマは魅力的な観光地のため多くの観光客が訪れます。
残念ながらそういった観光客を狙ったスリが発生するのも事実です。
私はパリやロンドン等にも訪れましたが、正直ローマが最もスリの危険性を感じました。
地下鉄のチケットを買う時に、チケット売り場に待ち構えていて買い方をしつこく教えようとするおばさん。
コロッセオで一緒に写真を撮ってほしいとせがむ幼い少女2人組。
スペイン階段で声をかけてくる多くの人。
イタリアの人々は陽気で気さくに話しかけてくれます。
旅を楽しむためにもすべての人をシャットダウンする必要はありませんが、フレンドリーに話しかけて油断させて金品を盗ることもあるのは忘れないでください。
安心して観光するためにも、対策をしておきましょう。
簡単に開けられないようなカバンにする、リュックは前に抱えて持つようにする、ポケットに貴重品は入れないようにする、等の対策をしていればスリのリスクを軽減できます。
ピザはどこでも美味しいわけではない
イタリアだからどこでもピザは美味しいだろう!と思っている方、そんなことはありません。
私も、そんなことを思ってイタリアに乗り込み
「ちゃんとしたレストランより、街角でふらっと立ち寄った店で食べるピザを食べよう」
とはじめに食べたピザがすごく不味くてショックでした(泣)
私のたった2日の経験則ですが、以下のような感じです。
- やっぱり比較的キレイ目の店が美味しい
- 街角で切り売りしているピザは、店をちゃんと選ばないとハズレを引く
- ガイドブックに載っている店は間違いない
ちなみにイタリアで一番美味しかったピザは、ナポリの駅で食べたマルゲリータでした。
写真はローマ市内のレストランで食べたピザです。
ローマ観光でおすすめの持ち物
ローマ観光をする際に役立ちそうな持ち物を紹介していきます。
日差し&暑さ対策グッズ
夏に観光する場合は暑さ対策は必須です。
帽子、サングラス、水分、タオル、風通しの良い服装、日焼け止め等、暑さ対策グッズは忘れないようにしましょう。
石畳でも歩きやすい靴
前述の通り、ローマは歩きが多くなる上に歩きづらい道があります。
履きなれた歩きやすい靴で観光するようにしましょう。
スリに遭いにくいカバン
これは少し難しいかもしれませんが、スリに遭いにくいカバンにしましょう。
ショルダーバッグ、ウエストポーチ、トートバッグは気づかぬうちに開けられて中身を盗られていたとなる可能性があります。
おすすめはリュックサックを前に抱える形で持つこと。
こうしておけば盗られそうになってもすぐ気がつきますし、相手も狙ってこないでしょう。
ガイドブック
歩いて移動する際の道順や、レストランを探す、ちょっとした交通機関の乗り方やチケットの買い方等、観光をスムーズに行うために非常に役立ちます。
私の愛用は「地球の歩き方」シリーズ。
前述したコロッセオへの並ばないで入る方法など、役立つTipsが多く載っており、観光の際には重宝しています。
ローマ観光のおすすめの服装
ローマは概ね東京より少し気温が高く、雨が少なめの気候です。
時期によりますが、基本的には季節と合わせて日本から訪れる際と同じ服装で良いでしょう。
ただし、夏は日差しが強いため、風通しが良く長袖の羽織るものがあると良いかもしれません。
まとめ
今回はローマ観光に役立ちそうな豆知識をまとめさせていただきました。
ローマは歴史も感じられ、コンパクトなため名所も周りやすく、天気も良いなど、観光地としては非常にオススメです。
ぜひ一度訪れてみてください!